独立後初めて与党連合が敗北を喫し、92歳のマハティール氏が首相の座に返り咲いた5月のマレーシア選挙は、世界を驚愕させ、政権交代による民主化の可能性を改めて感じさせました。予測を裏切る野党連合の勝利からは、前政権による汚職への批判と人々の改革への期待が読み取れます。
笹川平和財団では、このたび、言論弾圧と闘いながら精力的に創作活動を行ってきたマレーシア人作家、ファイザル・テヘラーニ氏を日本にお招きし、講演会を開催致します。ファイザル氏は民族・宗教・性的マイノリティや女性などが直面する差別や苦難を作品に取り上げながら、創作を通じて民主化、表現の自由、イスラム社会における多様性などの問題を提起し、若い世代に絶大な人気を誇っています。30作品を超える小説、詩、戯曲を発表し、代表作は英訳され国際的にも高く評価されていますが、これまで日本で紹介される機会はありませんでした。
本講演会では、マレーシアにおける表現の自由と人権の問題、人々の意識の変容、今後マレーシアの民主化に必要とされる社会改革等々幅広いテーマについて、ファイザル氏に語っていただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
【笹川平和財団主催 ファイザル・テヘラーニ氏講演会案内】マレーシア 民主化への道のり | セミナー-セミナー開催一覧 | 笹川平和財団 – THE SASAKAWA PEACE FOUNDATION
- 日時:2018年7月27日(金)17:00~18:30(16:30 受付開始)
- 会場:笹川平和財団ビル11階 国際会議場 東京都港区虎ノ門1-15-16
- 主催:公益財団法人笹川平和財団
使用言語:日英同時通訳
申し込み:https://www.spf.org/seminar/list/20180704.html から