笹川平和財団では、財団内外の専門家により日本を取り巻く国際安全保障を巡る問題についての研究を進めております。本セミナーは、そのような研究の成果を広く共有することと、安全保障問題に関心を持つ方々の間でのネットワーク造りを目指すものです。その時折々の国際安全保障を巡るホットな問題を取り上げたセミナーを開催しております。
第2回となる今回は、「イラン司令官の標的殺害と中東情勢ー米国とイランの戦争は回避できるのか?ー」と題して開催します。2020年の初め、トランプ大統領の指令によるイランの革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官の「標的殺害」(ターゲテッドキリング)と、それに対するイランのイラク領内の米軍基地へのミサイル報復により、米国とイランは一触即発の戦争の危機を経験しました。米国とイランの対立の行方と中東情勢への影響、および標的殺害をどう考えればいいのか、を中東、米国、軍事のそれぞれの専門家が議論いたします。(先着300名様)
講演者プロフィール
水口 章:外務省主管財団法人中東調査会上席研究員、『中東研究』編集長などを経て現職。著書に『中東を理解する ― 社会空間論的アプローチ』(日本評論社)など。
杉本 宏:外交ジャーナリスト(昭和女子大現代ビジネス研究所研究員)。元朝日新聞記者。記者活動のかたわら、国際政治研究も続ける。著書に『ターゲテッド・キリング――標的殺害とアメリカの苦悩』(現代書館)など。
渡部 恒雄:笹川平和財団上席研究員。米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員などを経て現職。
山口 昇:笹川平和財団参与。在米国日本国大使館防衛駐在官、陸上自衛隊研究本部長(陸将)などを経て現職。
日時:2020年2月5日(金)17:30-19:00(17:00受付開始)
会場:笹川平和財団ビル11階 国際会議場(銀座線虎ノ門駅より徒歩1分、あるいは霞ヶ関駅より徒歩5分)
〒105-8524 東京都港区虎ノ門1-15-16(地図)
主催:公益財団法人笹川平和財団
プログラム
第2回SPF安全保障セミナー「イラン司令官の標的殺害と中東情勢 ―米国とイランの戦争は回避できるのか?―」
17:30:開会
17:40:パネルディスカッション
パネリスト:水口 章(敬愛大学国際学部教授、敬愛大学総合地域研究所所長)
杉本 宏(外交ジャーナリスト、昭和女子大現代ビジネス研究所研究員)
渡部 恒雄(笹川平和財団 安全保障研究グループ 上席研究員)
モデレーター兼コメンテーター:山口 昇(笹川平和財団 参与)
18:45:質疑応答
19:00:閉会
使用言語:日本語
参加費無料、申込先着順
お申込について:参加ご希望の方は、2月3日(月)16:00までに、 https://www.spf.org/seminar/list/20200205.html よりお申し込みください。
※ 定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください。
※お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際はお近くのコインパーキングのご利用をお願い致します。