2011年11月,国会に福島原発事故の調査委員会が設けられた。著者黒川清はその委員長。 【第1部】ドキュメント メイキング・オブ・国会事故調 【第2部】3・11が浮かびあがらせた日本の「病巣」 第1部では,国会事故調の経緯を紹介している。 第2部では,世界的な大事故の遠因となった『規制の虜(とりこ)』を克服する道についての著者の考えが語られる。 『規制の虜』とは,政府の規制機関が規制される側の勢力に取り込まれ,支配される状況を指す経済用語。 『規制の虜』は政府の失敗を意味する。 国会事故調の報告書は,規制当局は電気事業者の虜になっていたと結論づけた。 事故から5年を経て,川内原発などが稼働し始めている。 しかし,事故調で明らかにされた問題点は依然として克服されていない。 書籍名=規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす 著者名=黒川清 出版社=講談社 ISBN= 9784062198820 価格=1700円+税 興味をお持ちの方は上記の表紙画像をクリックしてください。
■『規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす』黒川清