シンガポールで日本語教師になりたい方必見!採用条件や待遇は?

日本語教師の就職・転職

シンガポールの日本語教育事情は?

シンガポール 日本語教育事情

シンガポールは1965年にマレーシアから独立し、1966年の戦後賠償協定後に日本からの技術や日本語教育に対する協力が行われるようになりました。1980年代にはシンガポール政府の「日本に学べ」運動に伴いシンガポール国内における日本企業の進出が急増。1980年代後半より第一次日本語学習ブームを、1999年以降に第二次日本語ブームを迎えました。

シンガポール 学習者
国際交流基金「2021年度 海外日本語教育機関調査」より引用

国際交流基金が実施した「2021年度 海外日本語教育機関調査」によると、シンガポールにおける日本語教育機関で学ぶ学習者数は10,837名で、2018年の12,300名と比べると学習者は若干減少しています。しかし日本語は依然として高い人気を博しています。学習者は学校教育以外の機関で日本語を学ぶ者が多く、以下、高等教育、中等教育、初等教育と続きます。オンライン授業実施率は19校中16校で、84.2%の高水準です。

シンガポール教育省語学センターは日本語教育を実施している中等教育のエリート機関です。この機関で学ぶ生徒たちは英語と母語以外に、第三言語として日本語を含む4つの言語の中から1つを選び学ぶ権利を与えられます。また高等教育では、6つの国立大学のうち、シンガポール国立大学をはじめとした4つの大学で日本語教育が行われています。

シンガポールには中華系、マレー系、インド系の学生たちがいます。日本語は漢字圏である中華系の学生たちに人気があるようです。教室での共通語は英語で、授業は英語を用いた間接法で行われるのが主流です。

シンガポールの日本語学校の採用条件や待遇は?

シンガポールにある日本語学校の求人は以下のようなものがあります。

勤務地:シンガポール

採用条件:4年制大学卒業、420時間日本語教師養成講座修了者、35歳くらいまでの方、日常会話程度の英語力のある方、性別及び経験不問、最低2年勤務可能な方

勤務形態:常勤(週6日勤務)

待遇:給与はシンガポールドル3,200/月(約34万円)、医療手当有り

勤務地:シンガポール

採用条件:4年制大学卒業(見込可)の健康な方、日本語母語話者の方、24歳くらいまでの方、大学主専攻・副専攻または420時間日本語教師養成講座修了または日本語教育能力検定試験に合格している方

勤務形態:常勤(週6日勤務)

待遇:初年度年収は シンガポールドル50,000(約540万円以上)

勤務地:シンガポール

採用条件:永住権や帯同家族ビザ等の就労資格をお持ちの方または取得可能な方

勤務形態:非常勤(勤務時間帯等は応相談)

待遇:時給はシンガポールドル30以上(約3,240円以上)

勤務地:シンガポール

採用条件:永住権や帯同家族ビザ等の就労資格をお持ちの方または取得可能な方

勤務形態:事務スタッフ(勤務時間帯等は応相談)

待遇:時給はシンガポールドル15以上(約1,620円以上)

上記の求人事例のように、シンガポールで常勤講師として働きたいのであれば以下の条件を満たす必要があります。尚、非常勤講師や事務職員はこの限りではありません。

シンガポールで常勤講師として働くための条件
  • 4年制大学卒業(または卒業見込みである)
  • 420時間日本語教師養成講座修了
  • 大学で主専攻・副専攻
  • 日本語教育能力検定試験合格
  • 週6勤務が基本である
  • 体力に自信がある
  • 年齢制限あり
  • 英語が話せる

「日本語教師アカデミー」は420時間日本語教師養成講座に対応したスクール、通信で日本語教師資格を取得できる講座を一気に検索・資料請求でき大変便利です。420時間日本語教師養成講座に対応したスクールをお探しの方はぜひお使いください。(通信講座をご希望の場合は”通信”を選択して下さい。)

▼▼「日本語教師アカデミー」無料で一括資料請求▼▼

日本語教師アカデミー | 日本語教師養成講座の一括資料請求サービス
日本語教師アカデミーは日本語教師の資格取得を目指される方向けの日本語教師養成講座の一括資料請求サービスです。各校の資料をバラバラに請求する必要がなく、スムーズに養成講座の資料請求を行うことができます。

420時間日本語教師養成講座について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

シンガポールで働く日本語教師のおすすめ求人サイトは?

「日本語教師キャリア」は業界最大規模の求人情報サービスです。サイトに登録することで海外の日本語教師の求人情報が届きます。(エリア選択で”海外”を選択して下さい。)

▼▼「日本語教師キャリア」をチェック▼▼

日本語教師キャリア - 業界最大の日本語教師転職支援サービス
日本語教師キャリアは日本語教師と日本語教育業界特化の求人情報サービスです。6,500名以上が登録しており業界最大級のサービスです。年収500万円・年間休日130日など高条件の非公開求人の案内がきます。
アドバイザー
アドバイザー

求人が多数掲載されているのでおすすめです!

シンガポールにある日本語学校や日本語教室3選

シンガポールにあるおすすめの日本語学校3選は以下の通りです。いずれの学校も日本語教育の実績があることで知られています。

  • IKOMA Language School(生駒ランゲージスクール)
  • BUNKA LANGUAGE SCHOOL(文化外語学院)
  • Little.J日本語教室

IKOMA Language School(生駒ランゲージスクール)

住所350 Orchard Rd, #12-07 Shaw house, Singapore 238868
ホームページhttps://ikoma.com.sg/en/jp/i-n.html

IKOMA Language School(生駒ランゲージスクール)は1996年に設立した日本語学校です。シンガポールの中心街であるオーチャードエリアに位置しています。

コースはレベル別に分かれていて、「NEW BASIC Japanese Classes」「JLPT Preparatory Classes」「Higher Level Japanese Classes」などがあります。JLPT対策のための日本語レッスンも提供しています。学習者の希望に応じた振替でのレッスンも可能です。

BUNKA LANGUAGE SCHOOL(文化外語学院)

住所402 Orchard Road, #05-15, Singapore
ホームページhttps://www.bunkalang.com/

BUNKA LANGUAGE SCHOOL(文化外語学院)は1985年から日本語教育を専門としている学校です。35年以上の教育経験を持つ教師チームが作成した独自のカリキュラムをシンガポール人に合わせて提供してくれます。文法の説明は英語で行われます。

コースは「プレエレメンタリー」「エレメンタリー」「ミドル」「プリアドバンスド」「アドバンスド」「ビジネス日本語」に分かれています。レッスンはオンラインと対面両方に対応しており、受講者からの評判も高いです。

Little.J日本語教室

住所226A River Valley Road Singapore 238284
ホームページhttps://codeproto.sg/nihongo

Little.J日本語教室は第二言語として学ぶ子供たちの為に、日本語学習と国語学習を分けて指導してくれる完全個別指導のスクールです。

漢字カード、eブック、語彙力や速読力を鍛えるトレーニングシステム、助詞の使い方を論理的に理解する学習など幅広く提供しています。日本語のプライベートレッスン、オンラインレッスンなどにも個別で相談に乗ってくれます。

本記事のまとめ

本記事では、シンガポールの日本語学校で就業したい方に向けて、現地の採用条件や待遇などについて解説してきました。

【常勤講師の場合】シンガポールで日本語教師として働くための条件は?
  • 4年制大学卒業(または卒業見込みである)
  • 420時間日本語教師養成講座修了
  • 大学で主専攻・副専攻である
  • 日本語教育能力検定試験合格
  • 週6日勤務が可能である
  • 体力に自信がある
  • 英語が話せる
  • 学校が設ける年齢制限を満たしている
シンガポールでおすすめの日本語学校3校は?
  • IKOMA Language School(生駒ランゲージスクール)
  • BUNKA LANGUAGE SCHOOL(文化外語学院)
  • Little.J日本語教室

シンガポールで就業を考えている方のご参考になれば幸いです。

当サイトでは日本国外にある日本語学校について解説しています。「中国にある日本語学校10選」「韓国にある日本語学校12選」「ベトナムにある日本語学校10選」なども併せてご覧ください。

池田早織

フリーランスの日本語教師兼ライター。日本語教育能力検定試験合格、日本語教師養成講座420時間修了。公的教育機関での常勤講師、技能実習生向けの日本語会話動画作成など、社会人や留学生、外国人児童・生徒への指導を含め上級者から初級者まで幅広く経験。アジア圏、欧米圏問わずこれまで約5,000人以上の指導に携わる。

池田早織をフォローする
日本語教師の就職・転職
池田早織をフォローする
日本語メディア
タイトルとURLをコピーしました